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外貨の両替
created by kujila AKA nat n@ logo

こちらはブログで書いたものを転載しています。

先日、パリに行くことになったのにあたって、ユーロを手配しないといけなくなりました。イギリスはヨーロッパにもかかわらずユーロに加入していないので、現金を手に入れるには外貨を両替しないといけなくなります。
こちらではクレジットカードが日常的に広く使われていて、イギリスではスーパーなんかだと数ポンドからでも使えたりします。
フランスでも同様にして多くの場合、クレジットカードで支払いができるはずです。
そういうわけで現金はあまり持ち歩かないのですが、旅行となるとやはりちょこちょこ小銭や小額のお買い物に現金が必要になってきます。

今回はその現金を手に入れる方法(基本イギリス)を検討してみたいと思います。
方法はいくつかあります。

  1. 現地で両替
  2. 現地で現金をATMなどで引き出す(クレジットカード、もしくはデビットカード)
  3. 事前に現金を両替していく
  4. 最近(といってもおそらくそれほど最近でもないかも)登場した、現金プリペイドカードを用意して現地で引き出す
  5. 訪れる国に何らかの理由で銀行口座がある場合、振込み(トランスファー)、そこから現金引き出し

5のケースは特殊なので、ここではいったん省きます。

この中でおそらく一番高いのは2の、特にクレジットカードで現金を引き出す方法です。方法としては一番手軽ですが、その分割高になります。
クレジットカードで現金を引き出すと、2重、3重に手数料がかかることが多いです。その理由のひとつは、クレジットカードで引き出しをすると、買い物と違って引き出した日からすぐに利子がつくことです。
普通の買い物の場合、決済日を過ぎて、支払い予定日を過ぎないと利子がつきませんが、現金引き出しはCash advanceといい、扱いが違うそうです。
ちなみにこれは国内での引き出しでも同じです。

さらに、多くのクレジットカード、デビットカードでは、海外での現金引き出しに手数料をとることが多いです。
カードによって違いますが、一回につき1〜2%とか、一括いくらでとることもあります。
そして、多くのカードではレートの上乗せがあります。Exchange Rate Feeといって、大体2.5%〜3%のところが多いです。

ちなみにこのレートの上乗せ、引き出しだけではなく、買い物でも同様に適用されます。
たとえば100ユーロの買い物をした場合、一般レートが1で上乗せが2%ならば、1.02で計算され、102ポンドで請求が来るわけです。
つまり、カード会社への請求が外貨で来た場合、カード会社は自前のレートを使用してそれを自国通貨にしてから使用者に請求するわけです。
このときのレートに、このExchange Rate Feeというのが含まれています。

ただ、このExchange Rate Fee、明細(請求書)には明記されていないので、知らない人も多いようです。
明細に出ているレートは上乗せ後のレートなので、上乗せされている事実に気づかない場合が多いのです。実を言うと、私もつい近年まで知らず、日本円での買い物では損をしていたことになります。
このExchange Rate Feeを取らないカードもありますので、外貨でのお買い物では、そういったカードを使うのがお得です。

話がそれましたが、引き続き1での方法についてみてみます。
現地での両替、これは両替するところにも寄りますが、時に自国での両替よりお得なこともあります。

去年プラハに行ったときのことですが、観光地のある宮殿内でみた両替所のレートが、私が事前に替えていった時のレートよりもよかったことがありました。
そこはぱっと見た感じ、手数料なし(コミッションフリー)となっていたので、そこで替えたほうがお得だったことになります。
でも、これは運ですから、そうでない場合も想定しておかなければなりません。
また、空港などについてすぐに両替する場合は、その限りではありません。なぜなら空港の両替商は普通、街中のものより、うんと割高だからです。
街中に出るまでの現金が手元にあればいいですが、まったくない場合は、この方法はあまり役に立ちません。

そういうわけで、いつもは私は3の方法で現金を用意していました。
事前に両替するのにも、どこで両替するか、によってレートや手数料の違いがあります。
まず、銀行での両替は高い。レートが悪い上に、手数料をとるところが多いです。

大体ハイストリート(街中)でお得といわれているのは、マークス&スペンサーと郵便局です。
それでもレートは、ネットで手配するよりはずっと割高なのです。

この方法で一番お得なのはネット。
いろいろ調べましたが、手数料(送料)とレートを考慮すると、一番お得なのは、今のところTravelexです。
世界中に支店があり、空港でも多く見かける赤と青のサインですが、カウンターで両替するレートと、ネットで取引するレートは恐ろしく違うので、注意してください。
ネットで事前に予約して、カウンター受け取りが一番安い方法です。
この方法が便利なのは、出発する空港にTravelexのカウンターがあると、事前にレートがよいときに予約注文しておいて、出発当日に、カウンターで引取りが出来る点です。
支店は数が多く注文時に受け取り場所が指定できます。

レートがここよりもよいところも実は他にもいくつかあり、そのひとつにThomas Exchange Globalという会社があります。
私が知る限り、現金はここのレートが一番いいです。ただし、引き取り場所がロンドンにしかなく、引き取りしない限り送料がとられるので、それを考慮すると結局最終的にお得ではなくなってしまうのです。
引き換える金額が大きい場合、レートとの差によっては送料を考慮しても得になる場合もありますが、今回は小額なのでその限りではありませんでした。
引取りができる人にとっては、おそらく現金はここが一番安いと思います。

しかし、今回、さらに調べて4の方法を考慮しています。
このプリペイドカードというのは、クレジットカードやデビットカードと違い、現金を決まった額だけそのカードにプリペイドする形で振り込みます。
そして、そのカードを使って、買い物をしたり、ATMから現金を引き出すことが出来るシステムです。

多くのカードは、通貨がロックされています。
どういうことかというと、今回はユーロ圏に行くので、ユーロ専用カードを使用するとします。
まず、そのカードに100ユーロ分プリペイドしておきます。プリペイドの際、100ユーロ分にあたるポンドがレートで換算され、その支払いを私はするわけです。
たとえば、その日のレートが1ユーロ50ペンスだとすると、50ポンドの支払いをします。

そうすると、カードには100ユーロ分の現金が入ってることになります。
それを使って現地で、ATMで引き出したり、デビットカードのようにそれで支払いをすると、残高が減っていく、という仕組みです。
このカードのいいところは、100ユーロ分事前に用意したとしても、それを持ち歩かずに済む、ということと、盗まれたとしても、現金と違い再発行が出来る、ということです。
そして、いったん入金すれば、後はそれがポンドでいくらなのかはまったく関係なくなるので、残高がわかりやすい。今日10ユーロ引き出したから後90ユーロ、という風に。
デビットカードなどと違って、今引き出している10ユーロはいくらなのか、ということを心配しないでいいわけです。

そして、これは諸刃の剣になるのですが、プリペイドした時点でレートが決まるので、使用した当日のレートが適用されるデビットカードやクレジットカードと違い、その後レートが悪くなっても影響がない点です。
逆によくなっても代わりはないのですけどね(笑)。まあ、よくなったらその時点でまたいつでも新たにカードに入金することが出来るので、問題はないかと思いますが。

といいこと尽くめのような気がするプリペイドカードですが、実は以前にも使用を考慮して調べたことがあったのですが(Travelexでも扱っているため)、細かい制約やちょっとした手数料などに引っ張られて、購入を躊躇していました。
カードや会社によって制約が違うし、そのときはそれほど使い勝手がよさそうに思えなかったのです。

が、今回、レートがよく、さらに手数料のかかる割合が低いカードを発見したので、それを使用してみようかと思っています。
同じような感じのカードはいくつかあるのですが、その中でも一番お得で簡単そうなのが、CaxtonFxというところのカードです。

ここは、レートがまず現金よりもうんとよい。
そして、使用時に手数料がほとんどかからない上に、維持費もない。さらに、カード作成時の費用もかからないのです。
お金がかかるのは、解約するとき(払い戻し手数料)や再発行など、ほとんど緊急時のみで、とても良心的。
ほかにもレートはここよりもよいところはあったのですが、登録料みたいなものがかかったり、引き出しに手数料を取ったり。ここはそれが全部無料。
デポジットが登録時に必要ですが、最初の入金のときに返金されるそうです。

ちょっと質問があって、メールで連絡を取ったのですが、すぐに返事も来ましたし、信用できそうな感じなので、今回使用してみようかと思っています。
ユーロのほかにドル建てのカードと、グローバルカードといって、通貨がロックされていないカードもありますが、グローバルは通貨がロックされてない分、レートが少し割高になるようです(レートに上乗せがある)。
ユーロはおそらく将来的にも使用頻度が高そうですし、今回使わなくて残高が残ったとしても、またいずれか使えるし、維持費も特にないので、ずっととって置けます。(カードの使用期限は2年だそうですが、期限末期が近づくと新しいカードを発行してくれて、残高も移動されるそうです)

この手のカードで一番問題になるのは、使わなかった分がどうなるか、ということなので、ここがクリアされるこのカードは私にとってぴったりのように思えます。
今これを書いている現在では、また使用していないので、後日また感想等を書き足したいと思っています。

このカードについての詳しいことは上記のウェブサイトに詳しく載っているので、読んでみてください。
また、この手のカードに興味がある方は、ほかにも同じようなカードがたくさんあるので、ネットで「travel prepaid card」などで検索してみてください。

ちなみに外貨を購入する際、クレジットカードを使用してしまうと、手数料がかかる場合が多いで注意しましょう。
これは、購入するところのウェブサイトなどに明記されているはずなので、よく読んで決めてください。デビットカードでは手数料を取らないことがほとんどです。

[Oct, 2009]