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イギリスゲーム事情
created by kujila AKA nat n@ logo

実は私は結構ゲーマー。
日本にいた頃は、そうでもなかったけど、一応ファミコン世代。

日本に持ってたゲーム機(コンソール)は、ツインファミコン(あんまりないんだよね、これ)とスーファミのみ。はっきり言って今の方が当時よりも詳しくなっちゃってるくらい。

きっかけはやっぱり、前の相方が無類と言ってもいいゲーム好きだったことが一つ。パソコンで古いゲームなどで遊んでいるうちに私もどんどん影響されていきました。

それに伴って発見したこと。
私はファミコン世代と書きましたが、その頃同時にセガとかもコンソールをだしてるんですよね。セガドライブとか。聞くと、「ああ、名前は聞いたことあるなあ」なんて思うくらいで全然知りませんでしたが、こちらのゲーマーはそういうのも詳しいんですよねー。

イギリスでは、ファミコンはNESと呼ばれていました(アメリカも同様)。Nintendo Entertainment Systemの略で「ネズ」と発音します。スーファミはそれに、Superがついて、SNES(スネズ)。日本語で書くとちょっとマヌケ。

日本でどれほど知られているのかわかりませんが、イギリスでも国産のゲーム機がありました。Atari、Amiga、Commodore64などの名前がよく聞かれます。ゲームファクスというサイトには、いろんなゲーム機がリストされています。聞いたことのないものも多いのではないでしょうか。

この辺りの初期機の面白いところは、単なるゲーム機ではなかったということです。ファミコンはファミリーコンピューターと言っても、結局はゲーム機でしたが、上に上げたような機械はキーボードがついていて、持ち主が自分でプログラミングなどを入力できたりするゲーム機以上のものだったようです。自分でゲームを書いたりすることもできたとか。
私も詳しいことはあまり知りませんが。やっぱり当事者じゃないし、今はあまり手に入る機械ではありませんので。

現在のイギリスのゲーム事情は、というと、コンソールが強いですね。アメリカでは、パソコンで遊ぶ、PCゲームが一番大きな市場だったとどこかで読みましたが、それも自国製品であるXBOXが出たことに寄って事情が多少変わったのではないかと思いますが定かではありません。

つい最近、日本でもXBOX 360が発売されましたが、売れ行きは芳しくないと聞きました。イギリスでは、それでも結構売れていて、Micro$oftのマーケティングのおかげであちこちで売れ切れだそうです。

イギリスのゲームを売ってるお店というと、あまり数は多くなく、HMVなどのCDを売ってるお店、ゲーム、という、バレバレな名前のお店、おもちゃ屋くらいでしょうか。
どちらかというと日本ほど市民権は獲得していないように思えます。

売り場の大半はプレイステーションのゲームと最近では出たばかりのXBOX系で占められ、Nintendoの製品は影を潜めてしまっています。

イギリスやアメリカでは、ゲームはまだまだ、男性用という漢が否めません。ファミコン世代の私から言うと、日本ではゲームは主に子供が遊ぶものだった感じですが、今では多分市場は20代から30代の男性に向けられているのではないかと思います。一番金持ってるし、そのお金が自由になるし、何より新しい機械もの(ガジェット)が好き、となれば、売り上げの大半をその層が占めていても何の不思議もありません。

また、ゲームやコンソールの値段が高く親が出すには追っ付かないというのもあるかもしれません。
機種に寄っても違いますが、ゲームはだいたい25ポンドから40ポンドくらいが相場です(5000円から8000円)。パブリッシャーの意向で、近くには50ポンド(一万円)以上になるだろうという噂もたっています。これがさらにLads' cultureを助長するのではないかという危惧があちこちで聞かれています。

そういうわけで、イギリスのゲーム売り場では、女性や子供など幅広い層に受けるゲーム、というジャンルが弱くなり、サッカーゲームや一人称のシューティングゲーム(主にFPSと呼ばれます)などに偏ります。

さらにイギリスでは、開発がこのところ低迷気味で、ここ数年でゲーム開発会社(デベロッパー)がいくつも倒産しました。新しいタイプのゲームを作ろうとしても売れない、必然的に大きな会社が、大きなお金のかかったゲームを作るか、ライセンスゲーム(映画などをもとにしたゲーム。ハリポタ、キングコングなど)に偏ります。
またこういうゲームは名が知られているため売りやすく、販売元(パブリッシャー)も、こういうゲームを好んで売り出すため、悪循環になるようです。

ゲーム雑誌やオンラインゲームサイトなどでは、再三このことについても述べられたりしているようですが、変化は見られないようです。辛辣なところでは、奇抜で面白いゲームが作れるのは日本だけだ、というような声も出ています。

私が思うに、日本とイギリス、アメリカでは売れるゲームの傾向が違う。
イギリスでは、男性がゲーム市場の売り上げの大半を占めているのが一因なのだけど、それは日本でも同じ。では、なぜ傾向が違うのかというと、文化の違いだと思う。

ゲームをする年代というと、20代から30代なので、それにしぼって話しを進めます。
イギリスでは、男性が男性らしく見えることがとても重要なようです。というより、なよなよしてみられないこと、ということにたいていの男性が重点を置いているように思える。女性的に見える、ということはイギリスの男性からすると、男性として最大の汚点かのように見られている気がする。
ちょっとおしゃれで身の回りのものに気を使っている男性がいるとします。するとすぐに「あいつはホモだ」とか「ゲイっぽい」と嫌そうな顔をしていうのです。
マッチョであることを誇りに思う男性が日本よりも断然多い。中身がどうであれ、外身はそうでなければ周りの目が怖いとでもいうように。

だから、ゲームも男性ホルモンがむんむんとでてるような、血みどろでハードな男性的なゲームでなければ行けないわけです。だからシューティングゲームが売れるし、サッカーのゲームが売れたりする。

本当にコアなゲーマーはそんなことは気にしないので、面白いといわれているゲームは気にせず買う。そしてそういう人ほど、日本のゲームを評価し、簡単に手に入らないことを嘆いたりするわけですが、そういう人は多くはないのです。市場を支えているのが、男性的男性であるため、お店に並ぶゲームはそれを反映することになる。
残念なことです。

それでも、ニンテンドッグズは、イギリスでもかなり売れたようです。それに伴ってDSの売り上げもものすごく伸びたとか。なのにゲーム自体はあまり見かけないんだよね。DSを買った人はそれだけいるってことは、これからゲームも売れていいはずなのに、お店ではそんなこと気にしてないってことなのかな?今一番ゲームの種類がでてるのはDSだそうなのに。PS2はかなりの数ゲームがでてるように思ったのですが、今DSの方がゲームの種類が多いそうです。なのに、売り場は小さい、小さい。

キューブとDSを所有する我が家では、もっぱらゲームはネットで購入します。安いし種類が見つかるからです。というより半分はそうせざるを得ない、という現状が悲しい。