ここでは、冠婚葬祭といっても、自分が参加する方でなくて(葬式は自分では参加できないけどさ)、お呼ばれになる方を書きたいと思います。
特に結婚式については、自分が結婚するという場合の情報は結構ありますが、呼ばれた場合ということに対してはあまり記述がないようなので、知ってる限りで記しておきたいと思います。そういうわけで、結婚式において、自分が主役の人は、他を当たってください。私は経験ありませんので(笑)。
大体の感じとしては、ヒューグラント主演の4 weddings(原題:4 weddings and a funeral)が一番参考になるかと。雰囲気だけでもかなりつかめますので。
冠はイギリスではほぼないも同然なので、簡単に。
イギリスでは、18歳か21歳になると、成人とみなされます。なぜ2つあるかというと、もともとは21歳が成人でしたが、最近は法律では18になれば、結婚も出来るし(男女ともということで)飲酒なども18からなど、法律に基づいた規則から成人とみなしてもよいだろう年齢が18歳ということなんだと思います。
特に大きな行事などはなく、個人でお祝いすることがほとんど。家族がパーティを開くところもあれば、本人が友達と盛大に蚤に出かけたりとさまざまです。
カードショップに行くと、18歳と21歳とすでにかかれたカードが売られており、バッジ付だったりします(今日で21歳!とか)。
家族か親類などから、贈り物を貰ったりすることが多いですが、伝統的には鍵の形をしたものが贈られたりする。昔は、成人するまで子供は自宅の家の鍵はもって歩かず、誰かにあけてもらわなければいけなかった、つまり、誰かが起きている時間に帰ってこないといけなかった、ということですが、鍵を貰うことで家を自由に出入りできるという意味で、成人とみなされた、ということが起源らしいです。今ではかぎっ子も多いだろうし、鍵は単なる象徴としてだけ残っているみたい。
イギリスで結婚式というと、教会での式を思い浮かべがちだけど、そうでもない。もちろん教会での式は今でもとても多いけれど、それほど信心深くない人が増えたためか、宗教要素抜きの式を挙げる人も多くなってきたようです。大体教会で式をあげるには、教会の牧師、もしくは神父(宗派による)から許可のようなものがいるみたいで、一定期間以上その教会に通っていないと式を挙げさせてもらえないところなどもあるそうな。これは教会によるでしょうが…。もちろんその宗派の信者でないなら、門前払いなんてあたりまえの世界。日本人でも教会で式を挙げた人はいるでしょうから、無理ではなさそうですけどね。
とこれはどうでもいい話。
イギリスでは、籍だけ要れて式は別、ということはしない。大体戸籍なんてないんだから。結婚は登記所と訳されるレジストリーオフィスの役人の立会いの元、結婚証明書に署名することで成立。これは最近(といっても5年以上前)法律が変わり、出張サービスも行ってくれるので、教会や登記所でなくても式は挙げられる。
そういうわけで、結婚式は、ほんとに結婚するための式で、形式だけの式と実際の法律上の手続きが別ということはあまりない。披露宴はレセプションと呼ばれ、大体同じ日に行われる。
最近は海外での結婚式も増えているらしい。
薀蓄はこれくらいで、以下、参加する人のためのQ&Aです。私は実際に式には一度しか参加していませんが、人づてに聞いてはなし(結婚式に出席した人から聞いた様子など)などとあわせて、経験上からお話させてもらいます。
個人個人で式の仕方が変わりますから、失礼のない程度のことなら、わからないことは当事者に話を聞いたほうがよいと思いますが。もちろん宗教によっても違いますし。インド系の方なら、まるっきり違うお式の仕方で、そちらについては私にはさっぱりですからご了承ください。
男性なら、スーツにネクタイでオーケーです。わざわざタキシードとか借りていったりする必要はないと思います。そう指定されてるなら別ですけどね。
その点、女性はもっと複雑…。
季節にもよりますが、日本で言うスーツを着るよりは、ちょっとドレッシーなワンピースの方がイギリスではしっくり来ます。夏場でも披露宴が夜にまたがる場合もあるし、天気が落ち着かないこの国のことですから、ちょっと羽織れるものを持っていくか、肩からかけるショールのようなものを持参するとよいと思います。
白い服でも大丈夫?と思う人がいるかもしれませんが、たぶん気にしないと思いますよ。自分が気になるなら、着ていかなければいい事。
着物は華やかだしかなり受けますが、長時間着ていてきついと思う人は避けた方が無難かも。
式から参加する場合、午前かお昼頃から始まって、披露宴にそのまま突入、夜中まで続くことはざらですから疲れてしまう可能性があります。式場か披露宴会場から、自分の滞在場所が近かったり、式と披露宴会場が滞在してるホテルで行われるなら、式と披露宴の間に着替えるということも可能ですが、この辺は臨機応変で行くしか…。
知り合いが少ない状況なら、着物で行くと絶対受けます。必ず、3人以上から「素敵ね」と話し掛けられること請け合い。淋しい思いをしないで住むかも。私はチャイナドレスで行ったにもかかわらず、かなり受けてました。彼らにとっては着物でもチャイナドレスでも同じようなもの。エキゾチックだと思われて受けがいいです。
いえいえ、そんな事はありません。
正装として帽子をかぶる習慣は確かにありますが、お呼ばれのみである人は特に帽子は必要ありません。
普通帽子をかぶるのは母親か近い親戚筋の方のみだと思われます。
友人という関係だけならばかぶらないでいた方が無難です。かぶらないからといって浮く事はありません。かぶっていた方がかえって浮く気がします。あれは年齢がいってないとしっくりこないし。20代、30代の女性なら、かぶらないでいる方がよい、と私は判断します。
現金を贈ったり渡す習慣はないので、気をつけて。どうしてもというなら、商品券程度に。大手のデパートの商品券なら新婚さんなら使い道があるでしょう。
イギリスでは普通、婚者本人から参加者へ招待状と一緒に、お祝い用の買い物リストが届きます。品物と入手店舗が記されているので、自分で買うもの選んで扱っている店で購入手続きを取ります。大体家具や新居や新生活に必要なものが多いようです。
すでに他の人が購入されている場合があるので、その場合は他のものを選ぶことになります。こうすることで、婚者本人達は自分の必要なものを入手し、贈る方は送るほうで何を贈るか迷わずにすむと言う、とても効率的なシステムだと思います。これについては、上で言及した4 weddingsにも出てきます。かなり妙なものを買ってますが(笑)。
もし、招待がインフォーマルなものだったりして、リストが届かなかった場合などは、軽くデコレーション的なものを選んでおくと無難。好みもあるけど、キャンドルなどが無難かも。引き出物の制度はないので、何も出なくてもがっかりしないように(笑)。
教会での場合、ゲストが到着すると、大体最初はみな外でわらわらと群がっておしゃべりしたりしていますが、時間が近くなると、Asher(アッシャー)と呼ばれる人が席まで案内してくれます。式の進行次第や讃美歌の歌詞がついたプログラムのようなものを渡されます。
真中の通路を挟んで右側が新郎、左側が新婦の関係者の席になります。単について行けばいいだけのことですけど。カメラは式の最中はやめたほうが無難。ビデオカメラを回す人はいるみたいですが。どうしても撮りたい場合は、本人に確認を取りましょう。でも、式のあとで撮影会みたいなものがたいてい設けられるので、写真はそのとき皆撮ります。
式自体は、進行プログラムと周りに合わせて立ったり座ったり、で終わっちゃいますから心配ご無用。賛美歌はわかんないなら口パク(笑)。
登記所や出張サービス(例えばホテルなど)での式は行ったことないのでわかりませんが、内容的にはそう変わりないと思います。当事者でない限りは、することは特にないですし。
英語で披露宴はreceptionという。
教会や登記所での式の場合、披露宴は別の場所で行われることがほとんど。近くのホテルのファンクションルームだったり、公民館のようなところだったりさまざま。ホテルでの式の場合は、同じホテル内で披露宴がほとんど。
見た目は上座に当たる方に、長机がおいてあり、新郎新婦とその両親が座る。大体日本とそう変わらない。ゲストの席の組み方はよくわからないけど、日本とは違うらしい。大体名前が書いた札がテーブルにおいてあるか、誰かが案内してくれる。丸テーブルだったり、長テーブルだったり、いろいろ。
食事もコースになってるものやブッフェ式など、いろいろあるらしい。私が出席した友人の披露宴は新婦がイタリアンだったため、4コースのイタリアン。おなかが破裂しそうでした…。
お色直しやキャンドルサービスなど、日本でおなじみのイベントは無い。ご両親などからのスピーチはありますが。適当に聞き流して拍手してれば大丈夫。食べてる途中って時もあるし。ケーキカットはあります。披露宴では写真は自由なので、ばっちり撮ってください。
食事が終わると、大体DJや生バンドの演奏で、ダンスになったりする。たいてい新郎新婦のソロダンスなんかが披露される(笑)。大体夜遅くまで進行するけど、まあ、適当なところで、お暇を告げてもよい。お祝いを述べてから退席するのが礼儀でしょう。
あんまりめでたいものでもないので、一回しか参加したことがないと言うのは幸運だと思っておきます。
イギリスでは、埋葬式と火葬式があります。私が知ってるのは火葬式ですので、それに基づいて。
式自体は教会で行われました。式自体は厳かですが、個人が無くなったのを悲しむ式というよりは、故人を思い出して惜しむと言う感じで、生前どういう人だった、というような話を軽く冗談を交えた家族や友人などからスピーチがあります。
席は決まっていないので、適当なところへ座りますが、前列左(だと思いました)は家族、親類ですので、後ろの方から席を埋めていけば間違いないと思います。
故人の生前の写真などをコルクボードに張り出した物が友人によりディスプレイされていましたが、これは必ずしもあるものではないかもしれません。
式自体はそう長くなく、子1時間もすれば終わります。日本のように、長々とお経ということはないので、割と手短です。
式が終わると、お棺が運び出され、専用の車に乗せられ、火葬場へ移動になります。家族親類は、同じ車に乗ったり専用の車で移動されます。
ほとんどの場合、火葬場へ行くのはほんの親しい人や親類だけというのが多いみたいです。各自火葬場へ移動します。私は火葬場までご一緒させていただきました。
火葬場自体でも簡単な式をあげることが出来、教会での式をせず、こちらでする人もいるそうです。火葬場内でも、教会に似たような雰囲気の長いすと聖書などが用意されています。お棺が入れられると、形式上はおしまいです。
そのあと大体、近くのホテルや公民館などで、軽いブッフェスタイルの食事が用意されていることが多く、そちらへ移動して、飲んだり食べたりしながらおしゃべりになります。
以上、参考になりましたでしょうか?